【看護師ライターが教える!】最低限知ってほしい読みやすい文章の書き方
こんにちは!看護師兼ライターの白石弓夏(しらいしゆみか@yumika_shi)です!
看護師兼ライターとしてWEB媒体ではありますが、記事の執筆、リライト、監修、ディレクター業も少しやるようになり、人の文章に触れることが多くなりました。
今までも、看護学校の実習教員のバイトをしていたことや学生指導、後輩指導もしていたので、レポートチェックはまぁまぁそれなりにやってきたかな…感。
でも、まだまだライターとしては1年半足らずの経験だし、綺麗で正しい文章が完璧に書ける!とは思っていないですが(笑)
他のライターさんの記事チェックをしていて、この人の文章はすごく読みやすい、わかりづらいというものがだんだんとわかるようになり…
看護師や看護学生がさまざまなレポートを書く時の土台として、読みやすい文章を書く参考にしてもらいたいと思ってまとめることにしました!
どんなにいいことが書いてあっても、読みにくければ誰も最後まで読んでくれません。
もし、
- レポートなどを読んでくれた相手の反応がいまいち
- 自分で文章を読み直してもわかりづらい
- どうやったら読みやすくなるんだろう?
と思って悩んでいる方がいれば、役に立つはずです!
相手に不快感を与える文章ではなく、読みやすい文章を看護師兼ライターの私が教えます!!
※この記事は読みやすい文章を書きたいな〜という初心者向けなので、すでにライターとしてやっている人にとっては当たり前のことが書いてあります!よ!(^^)
読みやすい文章の書き方
まずは第一印象、見た目をチェック
どんなレポートや資料などに関しても、まずはパッと見でわかる範囲のことに注意しましょう。
実は私のブログも、文章の内容はもちろんわかりやすく、読みやすいがモットーですが…
改行や見出しの使い方など、ブログを読みやすくするために少しこだわっています。
(ブログやってる人はだいたいそう)
これはレポートなどでも同じことがいえるので、もう「百聞は一見にしかず」!
見た目が悪い文章を例に、それぞれ解説していこうと思います!
文字が汚い、雑(手書きの場合)はそれだけでアウト
これは、殴り書きしたようなドクターの紙カルテなどがいい例ですね…(笑)
一つ一つの文字が読めないため、前後文から推測しなくてはならないって…
そんなの言語道断!
もう無理、時間を返して!
せめて、人が解読できる文字であることは大前提です(笑)
文字が小さすぎるor大きすぎるのもアウト
パソコン打ちのレポートなどの場合には、フォントは10.5~12くらいが通常サイズでしょうか。
それでさえも、小さくて読みづらいといってくるオツボネもいます…
(それはただの老眼や笑)
手書きの場合には、小さすぎるよりかは少し大きめの方が見やすいし、文字数が多くなくて済むのでいいと思います。
ただ、大きければいいってもんじゃないですよね(笑)
また、パワポ(パワーポイントの資料)などになってくると、最低でもフィントサイズは30以上?とかあるので、誰にどんな場面で読んでもらうかで文字の大きさは調整しましょう!
改行が全くないor多すぎると読みづらい
改行は文章の内容が変わるときに段落をつけるものですが、レポート1枚改行なしということもあったり、接続詞があるたびに改行している人もいたり…
と、けっこう自由な人が多いです。
ただ、最低限レポート内で起承転結の流れや、ここはAについての話、ここはBについての話とわけて改行するなど工夫が必要です。
これができていないと…
改行を挟むことで「お、話が変わるんだな」、改行がなければ「同じ話が続くんだな」という読者の心の準備を裏切ることになります(笑)
不親切な文章ってことですね。
実際、どの媒体で書くか、文章の形式によってもかなり違いがあります。
ブログなどになると、余白の使い方が少し多いとゆるりと読めるし…
余白が少ないとちょっと堅めの文章にみえるとかあるので、改行の数や幅、余白も同時に気にしてみるといいですね!
色文字、太文字など使用しすぎると逆に読みづらくなる
これはブログでもパソコン打ちでのレポート、パワポなどでもそうですが、黒文字がメインの上に赤文字青文字黄色マーカー太文字斜体といっぱい出てくることがあります。
そうすると、どの色や形式が一番大切なのかわからないので、逆に読みづらくなるパターンです。
装飾は強調したい!という部分に使うのが基本のため、1~2つの文節に1つとか、色は2色までと統一した方がわかりやすいです。
さて、このあたりは本当に最低限のマナー。
パッと見の印象が良くなれば、最初の滑り出しはOK!
ここからは少し難しくなってきますよ~!!
声に出したときの読みやすさをチェック
詰まりや息継ぎの間隔で確認
私が人の文章をチェックするときには、パッと見てから声に出してさら~っと読みます。
(人それぞれやりかたがあるので、順番はあまり気にしなくてOK)
軽く声に出して読むなかで漢字が多くて妙に詰まるところ、「、」や「。」のところ以外で息継ぎをしなければならないようなところは、一文が長いのでチェックします。
たとえば、主語と述語までの距離が長い、「、」が多いとこの状態。
(私はよくこうなります笑)
他にも、一つの文にいくつもの話題が入っていることで情報量多すぎ!って事件もあります。
写真でいうとこんな感じ↓
出典:https://tr.twipple.jp/p/99/754190.html
どこから突っ込んだらいいのかわからない…(笑)
読みやすい文字数としては、一文30~50文字程度が適切とされているので、一つの目安にしてみましょう!
文末のレパートリーが少ないとそれだけで残念
基本としては文末が「ですます調」「である調」でそろっているか…
そろっていても「~です。」「~です。」と2回以上続いていないかがポイントです。
他の文末レパートリー↓
- ~ではありません。
- ~でしょうか?
- ~かもしれません。
- ~ようです。
体言止め以外にも投げかけ、否定文など、文末の種類にはいろいろあるので、うまく使い分けることで、次の一文への繋がりがスムーズになります。
体言止めもあまり使用しすぎると、かっこつけ、カタコトの文章になりかねないので、ここはちょっと協調したいときにビシッ!と使うなどの工夫が必要です。
「 話し言葉」と「書き言葉」の使い分けに注意
意外と若い子に多いのが、話し言葉をそのまま文章に書いてしまうというもの。
たとえば、「ら抜き言葉」「い抜き言葉」は特に気になる部分です。
また、私もあまり堅苦しい文章は普段から書かないので苦手なところではありますが、論文や企画書などのビジネス文書に関しては、
- すごく→とても
- いっぱい→多くの
- みたいな→のような
- ちゃんと→きちんと
という話し言葉も使いません。
ブログやコラムのような文章であれば問題ないですが、場面で必要になってくる文章の雰囲気は変わってくるので注意しましょう。
読みやすい文章を心がけて書く楽しさを!
ざっくりとではありますが、まず人の文章をチェックするときに、気を付けている部分をまとめました。
私も日ごろからブログやライターとして記事を書く時にも気を付けているポイントです。
普段からこれだけ気を付けておけば、比較的読みやすくストレスの少ない文章が書けるのではないでしょうか?
しかし、読みやすい文章だけではなく、人に届けるために、きちんと伝えるために…となるとさらに書き方を学ぶことが必要です。
まだまだ私も試行錯誤で勉強中ではありますが、ここで私が大事にしている本を一つ紹介!
以前、ライターの勉強会で参加した文章てらこや。
モヤモヤさまぁ~ずで紹介されていた北千住にあるセンジュ出版主催の勉強会です。
基本的な文章の書き方から、自分らしい言葉ってなんだろう?と考えることだったり、伝えること書くことの楽しさだったりを教わりました。
まさしく自分に足りなかった、苦手だったところ…!
そこで、すすめられた「伝わる文章の書き方」という本を即購入し、バイブルのようにして使い込んでいます。
ポイントがぎゅっとまとまっていて、例文がわかりやすいので、初心者でも読みやすいです。
もし、書き方しっかり勉強したいな〜という方は↓
苦手なレポートも、文章を書くことも少しでも楽しくなれればいいなぁ…!
看護師ライターならではの書き方記事はこちらにも!