【転職】看護師の私が病院見学するときにみている5つのポイント!
転職活動のなかでも、一番重点をおきたいと思っているのが見学。
見学の良し悪しで、転職活動の行く末が左右されるといっても過言ではない…
(個人的に笑)
私は今までの転職で失敗もしてきたけど、比較的グレー~ホワイト寄りな病院に勤めていたと思う。
それは、ただ受け身なだけの見学ではなく、積極的に見学をうまく活用としていたから。
今回は私が普段、見学のときにどんなところみているかまとめてみた!
もう監査並みにめんどくさい奴になっているけど、すべて自分のため!(笑)
まぁ~転職は誰でもこだわりがあると思うので…
自分が大事にしたいポイントに気づき、優先順位を絞り、意図的に見学時にチェックできると、入職してからのギャップも少なく済むよ~!
ってことだ…!!
【1】見学案内を担当する人の対応
看護部長、副看護部長、事務長などの雰囲気
まず、見学時には病院や施設の偉い人が出てきて説明スタート。
だいたい看護部長か副看護部長、事務長あたりが多いかな~と思う。
先に見学にまわる場合もあれば、面談室などで説明を受ける場合も。
そのときに、上の立場にある人(病院の顔ともいえる人)がどんな雰囲気なのかよくチェックしておくことが大事。
個人的な考えとしては、
この看護部長、院長にこの師長あり…的なのよくある。
なので、とにかく上の立場の人がそれなりであるかどうか。
パッと見の印象だけではなく、言葉尻、説明のわかりやすさ、丁寧さなど。
(見学時の質問内容や面接に関しては別でまとめるね)
嫌な雰囲気を感じる人ってこうした印象でどこか気になるポイントがあるはず…それを見逃すな!
あとは、お菓子やお土産を持たせてくれるような親切なところもあるけど、それだけに惑わされないこと!!
一緒に働くのは看護部長や事務長ではないからね(笑)
病棟見学するときのスタッフとの関わり方
とはいっても、なかなか初対面でどんな人か観察をするのは難しいところ。
そのなかでも、病棟をまわるときにわかりやすいポイントが一つある。
病棟見学時に師長やそのほかスタッフとどのようにコミュニケーションをとっているか。
相手側もいい雰囲気で返してくれているか。
あ~ワンマンなんだな~と思うところは、こちらから声をかけてもそそくさと逃げてしまったり、淡泊な態度を取ったりする。
挨拶しないとかね、本当に論外。
逆に一スタッフの名前を憶えていて、気遣いの声掛けをしていたり、笑って話をしていたりするのはかなり好感がいい。
入職後も上の立場の人とのわだかまりが少ないように感じる。
これこそ風通しのいい職場、アットホームな職場!
【2】職場で働くスタッフの雰囲気
看護師同士のコミュニケーションや年齢層
出典:看護師🎨イラスト集【フリー素材】|看護roo![カンゴルー]
見学にいくとナースステーションなどにいる看護師同士がどのような雰囲気かをまずチェック。
年齢層がどんな感じか実際に見て確認できるといい。
同年代が多いところがいい人もいれば、若い人が多いと中堅にしわ寄せがくるのでまんべんなくいる方がいいとか、ベテランばかりだと肩身が狭いとかある。
忙しくバタバタしていて、ナースステーションに誰もいないこともあるかも…
(見学する時間帯によっては)
いても、ダラダラしゃべってるのはちょっとな~仲が良くても危機感ないようなところは個人的には嫌だ。
患者さんに対して平気でタメ口…とかね。
看護師同士の雰囲気は実際見学に行ったときじゃないと味わえないから、なるべくいろいろ見ておくべし!
医師やコメディカルの雰囲気
最低限、看護師同士の雰囲気がわかればいいのだけど、余裕があれば医師やコメディカルとの関係性も見えるといい。
病院や施設によってパワーバランスはっきりしてるとこある。
たとえ看護師同士仲良くても、医師との関係が最悪、パワハラ医師がいるとかだけでも仕事辞めたくなる人もいる。
そのあたりどんな風にコミュニケーションとっているかをチェック。
【3】業務内容
看護師の1日の業務量を予測
出典:看護師🎨イラスト集【フリー素材】|看護roo![カンゴルー]
私がよくチェックするのは受け持ちや検査・処置、週間・月間スケジュールが書いてあるホワイトボード。
病床数に対して日勤や夜勤がどのくらいいて、受け持ちや看護補助・事務も何人いるか。
これだけでも忙しさはかなり把握できる。
できれば、看護診断と記録は何使ってるか、パスの有無や一日の手術件数、入退院の件数なども同時にわかるとなおイメージしやすい。
プライマリーか受け持ち制、機能別などでも雰囲気変わってくる。
業務分担で看護師がどこまでやるか
これ、すごい病院や施設ごとでまるっきり違うから必ず確認したいところ。
配役カートや点滴類は薬剤師がセットするところ、食事は栄養科や看護補助が配るところ、入退院の説明は事務がやるところ…などなど。
これらをすべて看護師がやるところもあれば、それぞれ業務分担しているところもあるわけ。
絶対に後者の方が楽。
【4】職場の環境、設備
ナースステーションや廊下、ベッドまわり
ナースステーションが狭い、汚いってだけでかなり萎える。
たとえ、病棟や施設が 古くても整理整頓されていないところをみると、それほど余裕がないんだなと感じる指標になる。
一番わかりやすいのは水回りや廃棄物あたり。
水回りに使用後の物が溢れている、廃棄物のふたが閉まらないくらいパンパンとかね。
あとは廊下とかにものが置いてあるとかベッドまわりが整理されているか。
こうしたところが綺麗にされているところは、普段からみんな気を付けているんだな~意識高いな~って関心する。
(いや、たぶん当たり前のことなんだけども、そうでないところも多い)
休憩室、仮眠室、食堂、託児所など
休憩室と仮眠室が一緒になっていて、激せま!ってところある。
折り畳み式のソファーベッドで枕や布団ないとか。
さすがに仮眠室は別室であってほしい。
休憩室も狭いとせっかくの昼休憩も肩身が狭くなってしまうし、積み重ねでしんどくなる要因になりそう。
テレビとかポット、電子レンジくらいはあってほしいよね。
(贅沢な~笑)
あとは食堂や託児所などがあるかによって、ママさんナースは全然違う。
検査室や手術室などへの動線がどうかまで見ることもあるかな。
別棟に検査室があるから遠いな~とか。
こうした病院や施設全体の設備もチェック!
医療機器、物品まわり
毎日触る電カル大事。(個人的な好み笑)
できれば今まで使ったことがあるやつだと有り難い。
電カルの台数とかね、看護師人数に比べて圧倒的に少ないとか、記録終わらない地獄。
それ以外にも、輸液ポンプやシリンジ、モニター類などが病棟にいくつもある場合と、中材まで取りに行かないといけないとかある。
新しい機械揃えているところもあれば、これまだディスポじゃないの!?ってところも。
物品の数が豊富にあるとか、そのあたりでコストをケチってるとか、どこにお金かけてるかもわかるかな。
【5】患者の雰囲気
地域柄、診療科の特徴など
出典:看護師🎨イラスト集【フリー素材】|看護roo![カンゴルー]
病院ごとの特色や地域柄みたいなことももちろんあって、このあたりは浮浪者や生保の人が多いとか、近くにニュータウンがあるから若年層~中年層が多いとか。
同じ整形外科であっても、ここは脊椎専門の先生が多いとか、スポーツ整形もみているとか。
病院の立地や機能役割、医師の専門分野などによってかなりカラーが変わることもあるので、このあたりは事前に下調べしておいて、実際に雰囲気がみれるといい。
転職をしてどのような働き方をしたいかで優先順位を決める!
それぞれ細かすぎるほどチェックしてはいるけど、すべてチェックするのは大変だし、そもそもパーフェクトな職場はほぼ皆無だと思ってほしい。
そんな職場あったら、たぶん誰も辞めないし、募集なんか出ない。
じゃあどうすればいいの?ってとこだけど。
【1】見学を担当する人の対応
【2】職場で働くスタッフの雰囲気
【3】業務内容
【4】職場の環境、設備
【5】患者の雰囲気
以上の大まかな5つのポイントのなかでも、自分はどんな働き方をしたいかで、優先順位を決めること。
これだけは許せないってものがどのくらいあるか、これくらいならセーフかなってところを箇条書きにして整理してみるとわかりやすい。
たとえば、私は人間関係のいいところで働きたいと思っていたら、【1】【2】を重視。
転職してスキルアップを考えているのなら【3】【4】を重視とかね。
最後に、これだけ見学のときに偉そうにチェックしても、自分も同じようにチェックされているということは忘れないように。
見学の時から面接は始まっている…(笑)
ので、粗相のないように、こっそり目を光らせておいてね~!
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