看護学生あるある?専門学校時代の思い出!〜共育キャンプ編〜
看護学校在学中に、
これはほんと辛かった…もう絶対戻りたくない!!
と思った出来事があるのは、看護師なら誰でも同じかな…?
私の場合、特に実習がつらかった記憶がないので、実習以外でいったらこれしかないだろ…って、とっておきのネタがある。
そう…
共育キャンプだ。
同期で集まる時、懐かしい学生時代の話になると必ずといっていいほど話題にあがる。
大学組にはこうした行事がないところも多いようで、地域性もあるのかもしれない…
今回はその共育キャンプについて書いていこうと思う。
これから看護学校へ行く人、現在在学中の人、看護師として働いている人。
私と同じように共育キャンプをした人はどのくらいいるのだろうか…気になるところ(笑)
え〜そんなことするの!すごい!
あ〜私もやった!懐かしい!
と、看護学校が軍隊式といわれるルーツかもしれない?共育キャンプについて、知ってほしい。
今回はそんなゆるゆるネタ(°▽°)ひょ〜い♪
看護学校の行事、共育キャンプとは?
私がいた看護学校では、1年の夏休みに共育キャンプという行事があった。
パッと想像するキャンプ行事といえば、バンガローに泊まり、飯ごう体験をして、ハイキングをしたり、自然の中みんなで協力してわいわい…というものだろうか。
しかし、
共育キャンプは
そんな生易しいもんじゃあない!!
キャンプの目的、細かいことは忘れたけど…
医療現場に出てからチーム連携に必要な心得や、目標を達成するための自主性、精神的な成長のための土台作りみたいな感じ。
※「共育キャンプ」とググるとうちの母校が上位に表示されます(笑)
キャンプを取り仕切る主(ぬし)みたいな先生(以下:主)がいるんだけど、それが某看護大の教授らしい。
その先生が軍隊並みの指導をしてくださると、もっぱら噂だった。
いやいや、かつてビリーズブートキャンプに入隊して1時間で諦めた私が無理すぎる…(笑)
そんな今では笑いの話みたいな共育キャンプ、当時の地獄のような日々について時系列でまとめてみた。
ほんと、学校選びは大事だよ。(ボソッ)
共育キャンプのスケジュール
※学校のホームページから拝借して少し改変
日程:3泊4日
【1日目】
6時~学校発
13時キャンプ場着 開校式 テント設営 歓迎ファイヤー 反省会
22時~就寝
【2日目】
5時半~起床 朝食
7時~朝礼 登山(昼食・おべんとう)
14時~キャンプ場着 模擬店(夕食) オリエンテーションファイヤー 反省会
22時~就寝
【3日目】
5時半~起床 朝礼 朝食
9時~オリエンテーリング(昼食・おべんとう)
13時~キャンプ場着 入浴 夕食 大キャンプファイヤー 反省会
22時~就寝
【4日目】
5時半~起床 朝礼 朝食
9時~撤収作業 閉校式
14時~キャンプ場出発(昼食・おべんとう)
20時~学校着
このスケジュールだけ見ると、まぁまぁ楽しそうな雰囲気はある。
キャンプ場の設備
キャンプ場といっても、設備としてあるのはテント張れる広場みたいなところと、調理場、トイレくらい。
しかもトイレはボットン。
(今の子に通じるのだろうか?トイレというか、ただ穴が空いてるだけで、自然に返す的な感じの仕組み)
風呂なしなので、3日目に少し離れたところの施設で入浴する。
これが唯一「生きてる〜!」って実感できたときかも。
あとは、ほぼ森の中で生活って感じ。
共育キャンプ中のルール
基本は班行動、移動後や集合時は必ず点呼!
挙手をして主に「よし!」とOKもらえたら、
(班長)「○班総員○名、番号!」
(班員)「1!」
(班員)「2!」
(班員)「3!」
……
最後までいったら、
(班長)「現在員○名!全員います!」
で点呼終了。
リズムが少しでも狂ったり、噛んだりすると最初からやり直し。
声が小さい!!!って怒鳴られることはしょっちゅう。
初日なんかは何度も何度もやらされる地獄。
あとは携帯ダメというか圏外、ポンコツ。
移動時は小走り。(野球部か)
もはや軍隊。
(ビリー隊長みたいに励ましてくれる人はおらず、同期だけ)
また、キャンプ委員のもと、班長・副班長・食事係・備品係・レクファイヤー係・記録係・保健係などの役割がある。
ご飯ももちろん自炊。(お弁当が出たときもある)
作ったものはカレーと焦げたごはんしか覚えていない。
(しかも、どこの班が作ったカレーがうまいか審査がある)
共育キャンプでつらかったこと
とにかく人間関係が大荒れで女社会を実感
各班6〜7人なんだけど、そのメンバーによって天国か地獄かわかれる。
私がいたところは、そこまで目立った子がいなくて平穏だったけども…
なかには、クラスで一番発言力がある学級委員タイプの子と、わがままな子、サボり癖のある子との白熱バトルもあったよ。
(役割分担しているのに仕事しない、ふざけているとか反省会で揉める)
そのわだかまりは卒業時でも健在だったり(笑)
先輩に聞いてみても、みんな口を揃えて
クラス内のカーストが出来上がった…
実習よりきつい…
みたいなこと言っていた。
なにそれ、超怖いんですけど…!
と行く前は思っていたけど、現実として私のときも同じような感じだった。
もっと入学して最初の時期ならば、仲良くなるきっかけとかになったかもしれないど、夏休み時期なので、ある程度グループが出来上がって本性出てきている頃だからつらい。
夜のテントでは6〜7人が芋虫状態になって寝るもんだから、かなりストレスフル。
おい!いびきしているやつ誰だっっ!!
初日は台風直撃で生命の危機を感じながら就寝
マジな話。
なんと前日から台風が来ていて、母親から
台風だからキャンプ中止になるんじゃない?
なんて呑気なメールが。
私もそう思っていたよ…。
でも、担任にも何度か確認したけど、そのまま決行。
(教員も毎年引率だから1年生の担任はやばい)
なぜなら、
雷が鳴ろうが雨天時でも
とりあえず決行するのがこのキャンプの鬼なところ。
初日はびしょ濡れになりながら、テント(二枚重ね)を張って。
寝ているとき、地面に水がどんどん流れていくのを背面で感じるくらい土砂降りだったわけ。
ほんとよく生きていたよね…。
ハードなイベント盛りだくさんで瀕死状態
山登りとオリエンテーリングという名の1日中ハイキングするのがメインイベントとしてあり、 足パンパン。
全身筋肉痛。
しかも、山登りの山頂で中腹にいる主と教員に向けて大声で点呼をする謎のイベント。
だけど、生まれてこのかたこんな大声出したことないってくらい、腹から声を出さないと中腹まで聞こえないし、その点呼がOK出ないと下山できないルール。
私たちのグループは1番に終わったので、早々に帰ってこれたけど、なかなか下山できない班もいて、あれは強烈だった。
途中で
みたいな錯覚に陥る瞬間が何度かある。
泣いてた子もいたなぁ。
共育キャンプで楽しかったこと
楽しかったことが思い出せない
楽しかったこと?
そんな記憶はほぼないのだけど…
たぶん、ごはん作ってるときくらいは楽しかったと思うけど、これといってエピソードが出てこない。
あ、引率してくれたキャンプ場の男性スタッフがかっこよかった(笑)
班に一人は、キャンプのつらさからの現実逃避で好きになっちゃう人いたんじゃないかって感じ。
なんだかんだ今ではいい思い出の共育キャンプ!
いろいろあったけど、私がいた班はそれでもチームワークが良かったので、スムーズだったし、トラブルなく終えられたかな。
キャンプ終わって帰りのバスでは、妙な開放感と達成感でテンションがおかしかった。
あの厳しさを乗り越えられると、普段の悩みがちっぽけになるっていう感覚。
最初の基礎実習くらいはメンタル平気になるとかいわれていたけど、確かに基礎実習はそんなに大変じゃなかったかも?
しかし……衝撃の事実!!
こんな大変なキャンプを乗り越えた私たちだけど、私の4つ下の代あたりで主が現役引退したため、共育キャンプの行事はなくなったそう。
な、なんということだ…
今でこそ笑い話だけど、まぁいい経験させてもらったのかなとは思っている。
それが今にも繋がっているのかは疑問が残るところでもあるのだが…
さてさて、今度機会があれば看護学生の寮暮らしについて語るとするか!
乞うご期待…!
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