【ナスキャリ部!】看護師2年目の集まり!2年目は意外と〇〇だった?第一回活動報告
こんにちは~看護師兼ライターの白石弓夏(しらいしゆみか@yumika_shi)です!
今回は看護師2年目の集まり、活動報告になります~!
看護師のコミュニティ「ナスキャリ部!」を立ち上げ、先月から見切り発車でスタート。
実はまだ、コミュニティがなかった頃に企画した、看護師2年目の集まり。
これはナスキャリ部!としての活動なのか?と思うことはありますが、細かいことは置いといて一緒に紹介します(笑)
1年目の様子はこちら↓
今回参加された2年目看護師。
1年目との心境の変化、2年目ならではの悩みにはなにがあるのでしょう…?
1年目と3年目の板挟みになりやすい、でも意外と自由な2年目看護師の本音をまとめてみました!
看護師2年目の集まり、参加者紹介
集まってくれたのはこの3人のメンバー!
- 循環器病棟で働くAさん
- 精神科病棟で働くBさん
- 混合病棟で働くCさん
※プライバシーに配慮し、情報公開しています。
お菓子を食べながら和気あいあいと、みんなで悩みとか語りたいことを話し、そこから解決策を一緒に考えていきます…!
なかでも盛り上がった内容はこちらです。
看護師2年目の語り①人間関係が悪くないのは救い
自己紹介もそこそこに。
みなさんの職場はどんな感じですか?
仕事は大変だけど、人間関係が悪くないのでなんとか頑張ってます!
驚きの答え。
え?嫌な先輩とか一人もいないの??
少し苦手な人はいるけど、そうでもないですねぇ…
なんてことだ。
またしても、私のお得意オツボネネタの出番はなさそうです(笑)
そこで、個人的に興味があったのが、人間関係がいいところの特徴ってなんだろう?ということ。
3人の話を聞いていると、私自身も感じる共通点がいくつかありました。
人間関係のいいところの特徴
人間関係のいいところって、なんとなく共通点があると私は思っています。
皆さんの話を聞いていて、私自身がいままで経験した職場を思い浮かべてみると、いくつかポイントが出てきました。
- 年齢層若い人が多いところ→同世代で和気あいあいしている
- 若手からベテランまでバランス良いところ→中堅にしわ寄せが来たりなどがない
- ママさんナースが多いところ→仕事に対してさっぱりしている、優しい
そもそも、オツボネ世代の30後半~40代独身の割合が少ないというのが、大きいでしょうか。
他にも、
- 仕事自体が激務ではなく、比較的定時で帰れる
- 残業申請ができる
- 夏休みも3〜8日入れられる
など、スタッフの待遇が2年目でも平等であることが大きいです。
(いや、これが普通だと思うのですが、たまにひどいところへ行くと麻痺します)
さらに、面白い話が。
精神科病棟で働くBさんのところでは、オツボネのような意地悪い人が転職してきても、上司がきっぱりと言ってくれる雰囲気があるそうです。
そのため、オツボネは居心地が悪くて退職していくんですって…。
なんとなく、オツボネが居座って、いい看護師が辞めていく逆のパターンはよくある気がするのですが、これはなかなか上司がすごいですね(笑)
しかし、3人のいる病棟は平和でも、他の病棟ではそうでもないところもあるようで…この辺りは運やタイミングもあるかもしれません。
看護師2年目の語り②ドクターへの報告や相談が難しい
出典:PHSのイラスト🎨【フリー素材】|看護roo![カンゴルー]
循環器病棟で働くAさん、精神科病棟で働くBさんは同じような悩みがありました。
ドクターへの電話、報告や相談が苦手ということ。
これは2年目ならではの悩みかもと思いました…!
1年目は、何かあってドクターに確認するとき。
先輩に相談したり、リーダーに報告したりして、自分自身が直接ドクターに報告する場面は多くないかもしれません。
しかし、2年目になったらそうは言っていられないですよね。
自分がドクターと、コンタクトを取っていかなければならない場面が増えて来ます。
厄介なことに、ドクターのなかには気難しい人や気分にムラがある人、忙しくて相手してくれない人などがいます。
看護師としてもドクターとのやりとりは、患者さんの治療上でも大事なことであるため、ここらでコツを覚えていきたいものです。
混合病棟で働くCさんは、こうした悩みがないのかと聞いてみると、
「ファーストコールは研修医なんです。なので、そんなにやりづらいと思ったことはないですね」
あぁ…研修医であれば、それほど突っかかってくる人はいないですよね。
そうした仕組みの病院であれば、あまり悩まないのかもしれません。
それでも、お互いにストレスなくやり取りすることは必要です。
さて、AさんBさんはどのような場面で、どのようなことを悩むのか聞いてみました。
- 指示出しのお願い
- 患者さんの状態報告、相談
- なかなか病棟へ上がってこないドクターへのやりとり
- そもそも連絡取れない
- 電話しても「で?だから?」と急かされる
循環器病棟で働くAさん
「コールのときには、お忙しいところすいませんって言うようにはしているんですけど、どうなんでしょう…」
精神科病棟で働くBさん
「なかなか報告がうまくいかないときも、先輩からは慣れだから!と言われてしまって…」
と二人とも自信なさげ。
めっちゃわかる。
そもそも、慣れってなんだよっていう(笑)
ドクターも忙しいのは重々承知ですが、若手看護師をみてきた私としては、看護師にももちろん問題があると思うわけで…
2年目でできることはどんなことなのか、具体的に話し合いをしてみました。
解決策:ドクターコールは要件を端的に伝える
私自身もドクターコールするときの
「お忙しいところすいません」
「いまお時間いいですか?」
という前置きはいるのか?と疑問に思っています。
ドクターとしても、忙しいけど電話に出られるタイミングだから出たわけで、その前置きの時間も惜しいことがあるからです。
それでも、ドクターにどうしてほしいかを最初に伝えるのはありだよね!という話しになりました。
この内容は他の意見も聞きたいな~と思い、Twitterでも呼び掛け。
すると、現役のドクターからリプをもらいました。
報告です
— メタリカ (@metameta1982) 2018年8月5日
緊急です
確認です
このどれかを言ってから内容を喋ってもらえるとどこに注意して話を聴けばいいかわかるのでありがたいかなと
最初に、ここまで要件を端的に伝えるというのは、シンプルでわかりやすいですね!
看護師2年目のみなさん。
長い前置きをした後に「〇〇号室の〇〇さんなんですが、昨日オペした患者さんです。朝から○○症状があって…さきほどから…」と時系列で話をしていませんでしたか?
あれもこれも必要な情報だろうから…と思うと、大事なことは伝わりません。
「結局なに!?どうしてもらいたいわけ!?」
ってなります。
私もたぶん電話を受ける側なら、そうなると思います(笑)
他にも、先輩看護師からのコツをいくつか。
相手の第一声で話すスピード、どこまで喋るかは瞬時に切り替える感じわかります!!!
— しらいしゆみか🐣看護師ライター (@yumika_shi) 2018年8月5日
ただ、2年目だと慣れないところも多いので、相手をイラつかせてしまったりするようなんですよねぇ、、、
それでもやっぱり「お忙しいところすいません、いまお時間いいですか?」はいらないですよね(*゚ェ゚*)
これもめっちゃわかります。
ドクターの第一声や周りの音(モニター音や外来のザワザワ音など)を聴いて、
「あ、いまはゆっくり話をしても大丈夫だな」
「いまは忙しそうだから、要件だけ伝えよう」
と判断できるようになるのは…2年目よりもうちょっと先かもしれませんね(笑)
それぞれドクターの、この時間は空いている、外来やオペに入っていない時間など、行動パターンを把握しておくことは最低限必要です。
看護師2年目の語り③2年目ってどうやって勉強してるの?
循環器病棟で働くAさんから、
「2年目の勉強ってどうすればいいんでしょう?院外のセミナーとかも行ってますか?」
という疑問です。
Aさん自身は、
「わからないことがあれば調べることはします。院外のセミナーは年1回強制参加だけど、何を選択したらいいかわからないです」
と、なかなか2年目らしい悩み。
あぁ~…確かに。
1年目のときは課題やレポートがあって勉強していたけど、2年目になるとなくなりますからね。
何もしないと本当に何もない状態になるおそれがあります。
私自身も、1年目に必要な勉強と2年目に必要な勉強って少し違ってくると思います。
以前こんなブログを書いたので、参考までに。
さて、他のお二人はどのように勉強しているのでしょう…?
解決策:わからないことをうやむやにしないで調べる
精神科病棟で働くBさんは、
「病棟で対応する疾患が多くはないので、そこまで勉強はしていないかもしれないです」
精神科領域でも特化した病棟のため、院内や院外セミナーの数はそれほど多くないようです。
診療科によって、勉強の仕方ってかなり差がありそうですよね。
混合病棟で働くCさんは、
「わからないことがあれば調べますし、院内の勉強会はいろいろあります。院外セミナーは年に1回くらいですかね」
院内の勉強会は超勤がつけられるし、お弁当まで出るというかなり素敵な病院。
羨ましい限りです(笑)
院外のセミナーも、どんなものを受けたらいいかわからない話になっていましたが…
私個人としては絶対これ受けなきゃ!というのは、診療科ごとに違うだろうし、自分がタイトルをみて面白そう!と思うものに行ったらいいと思います。
病院が料金払ってくれるなら、あえて高いセミナー行ってもいいですしね(笑)
3人とも、1年目のときのように必死こいてという感じではなく、少し余裕を持ちながら勉強していくスタンスのようです。
毎日必死に勉強するよりも、意外とこのくらいが長く勉強できるコツかもしれません。
看護師2年目の語り④看護師辞めたい2年目の理由とは?
ここで、さらにぶっちゃけトーク。
「看護師」「辞めたい」
って検索すると1か月、1年目、2年目…と出てきます。
これはこのキーワードがよく検索されているという意味です。
そこから、「3人は看護師辞めたいと思ったことある?」という話しを、私から投げかけてみました。
最初の雰囲気からもわかるかもしれませんが、3人とも答えはNO。
ただし、循環器病棟で働くAさんは、看護師辞めたいと思い悩むわけではないけど、気分が落ち込んだときやストレスがたまったときに、
「あ~なんか何もかも投げ出したい!」
と思うようなことはあったそうです。
それ、めっちゃわかる(笑)
私も看護師辞めたいはないけど、他の仕事もしてみたい!1か月なにもしない生活をしたい!というのはあります。
たぶん一日二日しっかり休んだら問題解決しそうなレベルの悩み。
今回は、3人とも看護師辞めたいとは思ったことはないけれど、検索する人は実際にいるわけで。
看護師2年目で辞めたいっていうのは、どういう状況で、どんな心理なんだろうねぇ…ということについて考えてみました。
看護師2年目で辞めたいは、一年頑張ってきた気持ちが切れるから?
誰が言ったか記憶が曖昧で申し訳ないのですが、
「なんとなく一年は頑張ろうと区切りにしている人が多いので、それを乗り切ってズルズル来ちゃう人はいるかもしれない」
という話が出ました。
とりあえず一年、とりあえず三年と頑張る人は確かに多いですよね。
つらいことも、とりあえずあと〇〇ってゴール?が見えていると頑張れることってあると思います。
なんとかそれを乗り切ったあと、急に燃え尽き症候群みたいな感じになってしまうのでしょうか…。
あとは、私自身が思ったのは、2年目になると急に重症患者を持つようになったり、しわ寄せが来ませんか?ということ。
新しい1年目が入ってきて、3~4年目のプリセプターはダブリングなどで忙しいため、その分なにもない2年目が受け持ち患者を多めにみたりするのです。
そうしたときに、いままでそれなりにできていたことでも、スムーズにいかなくなったり、ミスをしてしまったり…うまくいかない時期があるかもしれません。
まだまだ2年目なんだから、完璧にできるわけないじゃんとは先輩として思ってしまいますが、本人たちはそうとは思わないですよね。
3人ともこの点についてどう思うか聞いてみると、そんなに2年目になったから仕事がきつくなったということはないようです。
その理由としては、そもそも重症患者が多くない病棟であること。
PNSやチームで分かれていて、受け持ち患者さんは常に平等になっているため、しわ寄せがくるようなこともないとのこと。
はぁ~なんて羨ましい…!
やっぱり人間関係がいいところの裏には、こうしたマネジメントがしっかりされているのだな~と思います。
3人ともこのまま頑張ってほしいと、なんとなくお母さんみたいな気持ちになりました(笑)
看護師2年目の集まり総評!は意外と悩みがなかった?
今回もちゃっかり、集まりの後に居酒屋で乾杯です(笑)
全体的に今回参加された3人とも、悩みはそんなになく、みんなの話を聞きたい~!という雰囲気でした。
1年目のつらかった時期から少し解放された感覚なのでしょうか(笑)
そもそも、普段Twitterをメインに使っていると、病んでいる若手看護師を多くみるのでちょっと錯覚していました。
まぁまぁそれなりに働いてる人が大半なんですよね。
このあたりのオンラインとオフラインの感覚、ギャップがあるのは気を付けなければと、個人的に思います。
しかし、ドクターコールとか報告相談って私自身、最近は悩むこともないので、2年目らしい悩みを聞けて新鮮でした。
そうしたちょっとしたコツみたいなものも、先輩看護師として、このブログでも小出しにしていきたいですね。
「慣れだから」と言い捨てるだけではなく、より具体的な部分を出していきたいと思いました。
ナスキャリ部!ではまた、こうした企画を今後も考えていますので、興味ある方はナスキャリ部!のLINE@に登録してもらえるとスムーズです!
やっぱり、実際に来て語るのが一番!
ナスキャリ部!他の活動はこちら↓
それでは~!!