絶対ブラック病院に就職したくない!看護師の私が実際にやっていること!
看護師のみならず、医療職者としてブラック病院には敏感な人も多いはず…
ただでさえ人の命を預かっているのに、ブラックな病院ってどういうこと!?
人間関係だけならまだしも、経営面や設備環境面までブラックだったら、ほんと人生を棒にする可能性もあるかもしれない怖さがあります。
去年では、「ブラック企業大賞2017」というニュースがあって、新○市民病院が登場したり、職員の自殺や過労死、労働時間なども含めて問題に!
東京でいえば、労基署の監査で聖○加病院や日○医療センター、杏○大学医学部付属病院、慶○義塾大学病院などが是正勧告を受けたのはまだ記憶にも新しいですね。
ひどいと36協定を結んでいなかった大学病院もあるとか…。
このあたりは、勤務医の長時間労働や賃金未払いがメインですが、看護師も他人ごとではありません。
今回は、ブラック病院に引っかからない、騙されないために私自身がチェックしていることを本音でぶっちゃけたいと思います(笑)
ブラック病院によっては自分自身の健康を害されたり、看護師の仕事を続けられなくなった…ということも。
そんなことにはなってほしくないです。
そのために、病院選びでチェックしたほうがいいなと思う部分を絞ってみました!
- そもそもブラック病院ってどんなとこ?
- よくあるイメージ、危険な思い込み
- ブラック病院に就職しないための求人チェックポイント
- 実際に病院見学でチェックするのが一番!
- ブラック病院に就職したくないならまずは疑うことから!
そもそもブラック病院ってどんなとこ?
私は5回転職をして、派遣でも数十か所の場所で仕事に行っているのと、周りの看護師友達の話をいろいろ聞いているので、おのずと「いい職場」「わるい職場」という傾向みたいなのがわかってくる気がするんですよね。
でも、実際に働く看護師からみてブラック病院とはなんなのか。
定義はかなりあやふやではあります。
個人的にこんなところはやばいな!と思っているところをピックアップしました。
- 残業代が全くでない
- 休日が極端に少ない(100日以下)
- 給与が近くの病院よりかなり低い
- 医師の仕事を看護師がしているなどの違法がまかり通っている
- 処置内容や物品などが古いものばかり
- パワハラ、セクハラが横行
- 医師数、看護配置が極端に少ない
あげだしたらきりがないのですが、パッと考えるとこんな感じです。
それでも、全くこれらのものがないホワイトな病院って存在するのでしょうか?誰か教えてください(笑)
個人的には、現状として大半がグレーゾーンの病院だと思います。
ホワイトな病院はそもそも辞める人がいないので、募集枠も少なく、人手不足でもないですし、入りたくても転職では難しいってことです。
そのため、グレーでもホワイトに近い病院を探していくというのを、転職では心掛けてほしいです。
よくあるイメージ、危険な思い込み
出典:看護師🎨イラスト集【フリー素材】|看護roo![カンゴルー]
求人を探す前に、一つ気にしてほしいところ。
よく看護師の友達が言ってることで、その考えは危険なんじゃないかな~と思うものがいくつかあります。
大きな病院、有名な病院だから大丈夫?
大手企業だから安心って時代は終わりました~(笑)
病院でいうと、国立県立、有名私立大学の付属病院とかですかね。
さっき冒頭にあげた病院はどれもここに当てはまります。
私の友達でも全国的に有名な系列病院に勤めている、勤めていた子はいますが、びっくりするような内部事情があったりします。
ピンク病院とか選挙に参加させられていたりとかね…。
なので、ブランド病院であっても安心しないで、きちんとチェックするという気持ちは忘れずにいてください!
患者の口コミがいいとこはいい病院?
ネット上の口コミはさくらであることも多いので、あまり当てにしないほうがいいと思います。
あとは患者さんの口コミがよくても、労働環境が最悪ってところもあるので、同業者の口コミや噂話の方がよっぽど信憑性はありそうです。
私は口コミならば、看護師の口コミ情報を載せているナスコミをおすすめします。
これもさくらが登録している可能性はありますが、なかには
これ!私がいた病棟のオツボネのことじゃん!
っていうピンポイントなこととか書いてあって、個人的に面白くて好きです(笑)
きれいな病院だから最先端、人間関係がいい?
なんとなくわからなくもないのですが、病院がきれいだから最先端!人間関係がいい!はイコールではないと思います。
小さな古い病院でも人間関係いいところはありますし、ホテルみたいにきれいなところでも、看護師の派閥がすごいところもあります。
こうしたいい病院のイメージというのは、テレビドラマなどの影響なのか、実際とはかけ離れているケースも多いです。
このあたりは実際に自分でスタッフの雰囲気や環境を目で見て、考えた方がいいと思います。
ブラック病院に就職しないための求人チェックポイント
転職しようかな~ってときに、まずは転職サイトの求人を見たり、情報を取るかと思います。
先ほどの、ブラック病院の定義のところで書いた内容はもちろんのこと…
他にも、「これは論外!」と思うような求人は以下のとおりです。
- いろんな求人サイトにずっと広告が載っている
- 看護師の募集人数が多すぎる(新卒中途含めて)
- 派遣や単発の募集でもよく見かける
- 「アットホーム」「風通しの良い」とかしか書いていない
- 即日入職OKの病院
最初の方にも述べた通り、ブラックじゃない病院は辞める人が少ないので、大々的に募集をする必要がない、募集しなくても集まるのです。
なので、ここの病院常に募集出してるな~ってところは論外。
しかも、4月の新卒採用以外にも常に中途を集めているところは、離職率やばすぎます。
あとは、病院の特徴やキャッチコピーが曖昧なところはうさんくさいです。
アットホームって具体的にどんなところが?
体のいい言葉並べてるだけじゃないの?
って感じ。
なかには「即日内定決まって、来週からもう来てほしいな!」とかいうところも怪しすぎます…。
これをチェックするだけでも、かなりブラック病院ははじかれるのではないかと思います。
どこで看護師求人を探すか
求人広告なども暇つぶしのように見てきたので、さまざまな転職サイトの特徴みたいなものもわかってきました。
私の場合、転職サイトはうまく活用できるならとことん活用するけど、あまりよくわからないで流されてしまいそうな人は使わない方がいいと思っています。
まずは求人を探すときに、知り合いの看護師や医師などがいれば、その人から情報収集することにしています。
実際に働いている人の声というのは強いですからね(笑)
それで、ある程度絞れたらいいですが、引っ越しなどで県外に行く場合にはそうもいかないかもしれません。
そのときには、転職サイトなどを活用します。
コツとしては、2~3社登録すること。
私は今でも4つ以上登録していますが、看護師の求人サイトは目的によって使い分けています。
下調べで必ず使うのは看護roo!
個人的に契約ライターとしてお仕事させてもらっているのもありますが、ライターに応募した理由も、一番はこのサイトが好きだから。
ポイントとしては、転職関連の電話やメールがあまり来ないこと。
逆に連絡なくて心配になります…ガツガツしてない感じが好きです。
あとは、募集の詳細(特に給与詳細)が細かい。
経験年数何年目でどのくらいの給料という目安が書いてあるので、中途の転職組にはありがたいです。
派遣のついでに情報収集するのはMCナースネット
普段、MCナースネットに派遣登録して仕事をもらうことが多いのですが、そのついでに常勤やパートなどの仕事をみることが多いです。
ここのポイントは希望職種が細かく分かれているので、自分の興味のある分野で探しやすいこと。
病院やクリニックだけでなく、企業やコールセンター、学校・保育園などなど。
病院以外で探している人とかは、調べやすいと思います。
アドバイザーとの相性が良かったのは看護のお仕事
求人情報の見易さで登録したのだけど、実際に気になるところがあって、連絡してアドバイザーの人がとってもいい人だな~と思ったのがここ!
転職後にも連絡くれて、仕事どうですか~?なんて雑談したり。
最近は紹介動画とかもあって、手当てや福利厚生などの量も増えたと思います。
他にも登録しているところはあるんですが、連絡がうるさいのでここではおすすめしません(笑)
今いる病院の情報で比べてみるのがわかりやすい
どこが自分に合うか~っていうのは、人それぞれ。
一番わかりやすいのは、今いる病院や今までいたところの情報がどんな感じか見比べてみるとわかりやすいです。
うわ!こんな給料良くないし、手当てとか残業時間とか嘘ばっか!
ってところもあるし…
おお!だいたいこんな感じだな!
ってところもあります。
それで、信用するサイトを絞る、比べるのが便利ですね。
実際に病院見学でチェックするのが一番!
出典:看護師🎨イラスト集【フリー素材】|看護roo![カンゴルー]
一番確実なのが、実際に自分の目で見ること。
求人情報や口コミなども、記載が間違っていたり、人それぞれ感じ方が違ったりします。
それを実際に見学でその通りなのかチェックするのが重要です。
私が病院見学のときにチェックする細かな内容はこちら!
もう監査並みにチェックしまくります(笑)
面接を受けさせてもらってる…ではなくて、
ここの病院には私が必要なんじゃないの?
さて、お手並み拝見!
くらいの気持ちでやってやりましょう(笑)
でも、きちんと礼節は守ってくださいね~(^^♪
ブラック病院に就職したくないならまずは疑うことから!
基本的に、私は求人情報も病院の面接官も半分くらいはきれいごと言ってるんじゃないの?ってスタンスでいます。
なので、少しでもあれ?これ変だなとか、違和感があった場合には質問して即解決。
それができなければ、別にそこにこだわる必要はないです。
このときもやもやしたことは、転職後にももやもやして、結局退職理由になったりします。
そんな風に後悔はしたくないですよね。
…とは言っても、看護師の転職は、今後飽和状態になる可能性があちこちでいわれているため、今まで通りに病院ならどこでも引く手あまた!という状況は変わってくるかもしれません。
そうなる前に、いい病院を見つけましょう…!!
私が実際に登録しているおすすめ転職サイトはこちら↓
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