看護師の派遣・パートのかけもちをうまくやりくりする方法6選!
看護師兼ライターの白石弓夏(しらいしゆみか@yumika_shi)です!
普段の私は、看護師の派遣とパートとして現場で働き、フリーランスでライターの仕事をしています。
こういう働き方をなんというのでしょうね…パラレルキャリア?フリーランス看護師?
あまりネーミングにはこだわりはないので、『なんかいろいろやっている看護師』みたいな感じです(笑)
最近、看護師の派遣とパートとしてかけもちをしていることについて、どうやったらそんな風にうまくかけもちできるんですか?と聞かれることもあり。
看護師として常勤で働いていても、貯金のために副業もやりたい!いくつか他のところでも働いてみたい!と考えている人が多いのかな~と実感しています。
今回は、
- 複数の職場をかけもちした働き方をしてみたい!
- いまかけもちをしているけど、もう少しうまくやりくりしたい!
と思う人に、私なりの方法をお伝えします('ω')ノ
- 看護師の派遣やパートのかけもちをするときの大前提
- 1.派遣やパートのかけもちをしやすいところを見極める
- 2.派遣・パート先の上司との関係性を大事にする
- 3.スケジュールを管理しやすくする
- 4.気持ちをリセットする方法を考える
- 5.距離感を大事にする
- 6.わからない、できないことははっきりと意思表示する
- 派遣やパートなどに向いてるのは…
看護師の派遣やパートのかけもちをするときの大前提
派遣やパートは向き不向きがあること
いくつか派遣やパートで職場の掛け持ちをしていると、大変そうとかそれぞれの職場のルールが混乱しそうと思う人もいるかもしれません。
大前提として、この働き方はかなり向き不向きがあると思っています。
一つのところでじっくりやりたいタイプの人にはたぶん向いていないですし、ちょっと飽きっぽい、いろいろ興味があると思う行動的なタイプの方が楽しく働けそうです。
なにかお金を貯めなくてはいけない目標がある人であれば、短期的に頑張ることも可能だと思います!
まずはその大前提を頭の隅に置きつつ、自分と照らし合わせていきましょう…!
派遣とパートとしての自分のポジションを意識する
自分の職場で派遣やパートさんを雇っているところは、雰囲気がわかるかもしれませんが、助っ人みたいな役割として行くことが多いです。
そのため、常勤さんからの評価が厳しめであることが考えられます。
気持ちとしては、患者さんや利用者さん第一なのは看護師としては変わらず、第二に職場全体がスムーズにまわるようにする!ということを意識して私は働いています。
常勤さんがあれこれ忙しくて手が届かないところをやったり、スタッフ間の新しい風としての役割を考えたり、こうしたポジションの意識は必要であると思います。
でなければ、派遣やパートで指示されるまま、時給分をこなすだけの人になってしまうからです。
(こういう派遣やパートさんは実際多いと思いますが…)
正直、それでもお金はもらえると思います。
だけど最悪の場合、契約更新してもらえなかったり、出禁になることもあるので気を付けましょう。
思考停止せず、自分がそこにいる意味を考えながら、働けるようになってほしいですね!
1.派遣やパートのかけもちをしやすいところを見極める
この見極めがけっこう難しいところではあるのですが、単純に楽なところを探すとは少し意味合いが違ってきます。
派遣やパートのなかでも役割がはっきりしているところを探すというのが、私のなかでは重要かなと思っています。
たとえば、いまの私は病院でも働いています。
そこでは、日勤で受け持ちはいますが、プライマリーや新人・学生指導は基本やりません。
(特に私は時短でやっているので、退院患者関連をまとめて担当することが多いです)
これが、パートなのにプライマリーもいて委員会もやって、新人指導も…となったら、常勤と変わらなくなってしまいますよね。
このあたりの役割を派遣やパートの契約のときに、しっかりと話をしておくことが必要です。
「○○はできません」と言うのではなく、役割がしっかりとしているところをこちらが選ぶ感覚。
私の場合には、病院以外にもクリニックと施設をいくつかかけもちをしていますが、どれも役割がはっきりとしているところが多いです。
クリニックであれば、問診から診察、会計までのあれこれを全部やるところではなく、処置室担当(採血注射、検査関連を専門にやる)などと決められているところなので、ややこしい会計対応などはあまりありません。
こうした役割がシンプルなところを組み合わせていくことで、毎日別のところで働いていても、比較的うまく切り替えることができています。
2.派遣・パート先の上司との関係性を大事にする
派遣やパートを決めているのは、院長や事務長、看護師長などです。
その上司に嫌われたら終わりなので、円満にやりとりできるようには日々心がけています。
たとえば私の場合、フリーでライターをしていて比較的シフトが自由にきくので、欠勤者の穴埋めなどで行くこともあります。
そうしたちょっとしたことをやりとりしているおかげか、月に1~2回であっても大歓迎されますし、シフトの希望を自由にさせてもらえるようになっています。
派遣やパートであっても他のスタッフとも、コミュニケーションはもちろん大事です。
毎日顔を合わせているわけではないので、短い間で関係性を築くために、挨拶やお礼をするなどの基本的なところはしっかりとやっています。
(オツボネは基本スルーしますが笑)
3.スケジュールを管理しやすくする
いくつかかけもちをするということは、今週はどことどこで…と行く先が違うことは、最初のうちは慣れないと思います。
そのため、スケジュールをしっかりと管理することが必要です。
手帳を持っている人も多いでしょうが、私はスマホで管理しています。
ライターでお世話になっている看護roo!さんのナスカレはもう5~6年は使用していると思いますが、スタンプでシフトを入れられるし、時間もカスタムできるので便利ですね。
一覧でぱっと見でわかりやすいことと、スケジュールを入れる手間暇が最小限で省けるものがおすすめ。
派遣やパートの場合には、登録サイトでスケジュール管理できるところもありますので、うまく併用していきます。
4.気持ちをリセットする方法を考える
スケジュール管理ができたら、あとは自分の身体もリセットするタイミングを作ることです。
よく白衣を着た瞬間に戦闘態勢になる、みたいな話がありますが、私もその感覚があります…!
白衣を脱いだらその仕事は一旦終わり、明日は別のところなので、今日の仕事のことは基本考えないみたいな感じです。
私はイライラすることや嫌なことも、寝て次の日起きたらリセットされるタイプなので、二回リセットされます。
人によってルーチンがある人もいるでしょうし、これをすると気分がスッキリする、切り替えられるみたいなものを見つけておくといいですね。
5.距離感を大事にする
これはスタッフや患者、利用者との距離感です。
常勤では毎日顔を合わせて関わることが多いですが、派遣やパートの場合には短時間、単発であることが多いです。
そのため、スタッフや患者、利用者に必要以上に深入りしてケアをやりすぎてしまう、距離を詰めすぎてしまう行為はあまり歓迎されないのではないかと思います。
そのスタッフだけが必要以上にケアをやりすぎることで、患者や利用者との依存関係を作ってしまったり、他のスタッフの対応との差が出てしまったりと後々厄介なことになりかねないからです。
このあたりはかなり塩梅が難しいと感じることです。
いい意味で郷に入っては郷に従えをしつつ、何か変えるのであれば自分だけではなく周りにもきちんと伝えて広げていく、続けていくことが必要だと思います。
そうでなければただの自己満になってしまいます。
6.わからない、できないことははっきりと意思表示する
これは、フリーランスで働くライターとしてもそうなんですが、自分ができることとできないことを、常に振り返っているので、背伸びをして仕事をしないことです。
派遣やパートは誰かがフォローしてくれるわけでもなく、人手が足りないところに行くので、あまり自信がないものを一人でやってミスをしてしまう…このようなことは避けなければなりません。
なので、「これ初めてやるやつだな」というときは、スタッフでもドクターでも「初めてなので一緒に確認してもらっていいですか?」などと伝えます。
看護師経験が10年以上だろうが、そんなプライドはクソ喰らえなので、気持ちは新人です。
これができる人とできない人では、派遣やパートでの働き方で明暗が分かれるのではないかと思うくらい、大事なことだと思います。
派遣やパートなどに向いてるのは…
派遣やパートなどをやりたいと考える人のなかには、毎日決まった時間決まった場所は嫌だ、楽をしたい、時給がいいところで自由に働きたいと思う人もいるでしょうが…
本来なら自分の役割をしっかりわかって、それを遂行できる人が向いていると思います。
派遣やパートで寝坊で遅刻、欠勤は常勤よりも厳しい評価を受けてしまうこともありますので( ゚Д゚)
たかが、派遣やパートと思っているかもしれませんが、常勤さんや他のスタッフともお互いにサポートしつつ協働できるように、これも一つの大事な役目だと思っています。
まずはしっかりと、地道にやっていきましょう!
派遣やパートに関する過去記事はこちら↓