フリーランス看護師としての私の働き方!看護師でもフリーランスになれるの?
こんにちは!看護師兼ライターの白石弓夏(しらいしゆみか@yumika_shi)です!
さて、最近私を含めて「フリーランス看護師」という肩書きの人がちらほらいるな〜と思っていますが、どんな仕事をしているか知っていますか?
私はブログタイトルの通り看護師として働き、ライターとしてもやっています。
でも、具体的な仕事内容、生活スタイルなどはどうしているのか?
そもそもそれで生計建てられるのか…。
ぶっちゃけ気になるところはあるかと思います。(お金とかね笑)
そんな、フリーランスの働き方について、自己紹介がてら私の仕事内容を紹介していきます!
看護師の働き方ってこんなことができるんだな〜と、働き方に悩んでいる人のきっかけ作りになれたら嬉しいです!
フリーランス看護師ってなれるの!?
初めて会う人に「フリーランスで看護師とライターをしています」というと、よく「え、看護師なのにフリーランスってなれるんですか?」と聞かれます。
厳密には、看護師でフリーランスってことはないんですよね。
看護師の仕事は開業権がないので、雇用契約がなければできません。
— K.MARI (@nurseproject_k) June 17, 2018
フリーランスというのは、雇用契約を結ぶのではなく、自分が事業主となって業務委託契約や請負契約で仕事をしている人達の事。だから「フリーランスで看護師の仕事をしている」って事はないんだよね。派遣も雇用契約だからね。
(※フリーランスは雇用関係がなく、単発ごとに契約を結ぶ働き方のこと)
私の場合でいえば、
フリーランスとしてライター、派遣看護師として働いているというのが正解です。(ややこしい笑)
いわゆる「二足の草鞋」ってやつですね。
最初はライターの仕事も、看護師の仕事の合間に副業感覚でやっていました。
でも、扱う内容が看護や医療関連のものがメインになってきたので、気軽にできるものではないと、きちんと本腰入れなければという思いで最近はやっています!
そんな看護師とライターの仕事について、実際にフリーランスとしてどうやって働いているかを紹介していきましょう!
派遣として看護師で働く仕事
病棟看護師から派遣看護師へ
実は私、2年前に腰痛が悪化して働き続けるのが困難になり、病院を退職。
それから複数の派遣会社に登録をして、リハビリがてら自分のペースで働き始めました!
私が登録しているのはこちら!
以前にも転職の合間で派遣看護師として単発の仕事をしていたこともあったので、勝手がわかっているってことで、スムーズにスタートできました。
今まで単発でやった仕事をあげると、
などなど……ほぼ派遣仕事網羅したんじゃないかって感じです(笑)
でも、腰痛持ちということもあり、重労働ではない場所を選んで働いているので、少し制限があります…!
詳しい派遣の働き方はこちら!↓
派遣と直接雇用で働くやり方
今よく受ける仕事はクリニックと健診、老人福祉施設です。
看護師経験が10年で一通りの看護技術ができれば、それほど派遣仕事で困ることはありません。
さすがに美容系や透析などの特殊技術が必要な案件は受けられませんが、それ以外ならほとんどが条件クリアとなるため、かなり仕事を選べる方だと思います。
そうして、派遣としてある程度クリニックや健診などをこなしてくると、ここの場所は働きやすい!というところが次第にわかってきます。
家から近くてスタッフともやりやすい、先方から次回も入ってほしいとオファーがあったとか。
私の場合は、そうした働きやすいところで、ある程度固定して働いています!
だって、毎回毎回新しいところで一からやるのって新鮮さはあっても、精神的に疲れるんですよ……
(ほんと、むかつくオツボネと当たることもあるので)
たまに新しいところに行くくらいが、私にはちょうどいいかな~と思っています。
あとは、元々いた病院で契約社員として、月にフォローで入る直接雇用でも働いています。
夜勤はやっていませんが、今後腰の状態が落ち着いてきたら復帰するかもしれません。
派遣会社は3箇所使っていて、自宅から電車で30分圏内で仕事を探して週に3回ペース。
派遣会社から連絡が来て急遽入ることもありますが、基本的には自分の入れたいときに!というスタイルでやっています。
(これは私が都内に住んでいるから、派遣も選ぶ余裕があるのだと思います)
派遣として看護師で働く良さ
私自身、腰痛がひどいときには立っているのさえ厳しい状態でした。
なので、自分の体調をみながら短時間(3~4時間の半日勤務)で働けることが、派遣になっての一番のメリットだと思っています。
特にクリニックや健診は午前のみという案件が多いです。
また、厄介な人間関係に縛られることがなくなったのもいいですね。
たとえ、嫌なスタッフがいたとしても、1日だけと思えば頑張れますし、単発で行くところの多くは少人数制のところなので、看護師は自分一人ってこともあります。
ある程度自分で采配できるのは大きいですね。
派遣として看護師で働く悩み
結局は派遣看護師なので
- 給与の不安定さ
- 福利厚生などがない
- 率先力としてのスキルが求められる
- 欠勤してしまうと今後の働き方に影響が出る
などの悩みもあり、誰にでもおすすめできるものではないと思っています。
なかには派遣看護師に対して当たりが強いところや、変なローカルルールを押し付けてくるところも……。
看護師11年目の私でさえ新人扱いされることもあり、そういったところでも割り切ってオールマイティーにできる人が向いているのではないかと思います。
派遣やフリーランスで自由だー!
といっても、それなりに大変さはあるんです( ;∀;)
派遣として看護師で働くお金事情
やっぱり気になるのが、お金に関して。
だって、派遣の方が簡単に稼げたら、誰も疲弊しながら病院で夜勤やらないよ!って思います。
私が単発で入っているクリニックなどの相場としては時給1800~2200円くらい。(都内近辺)
たまに病欠で急募が出た場合には、時給2200~2500円くらいになることもあるので、ラッキー!って感じです。
個人的にお得だと感じているのは半日で8000円以上の案件!
普段時給で働いていると、1800円の場合で8時間勤務なら1日14400円ですよね?
半日なら7200円。
それなのに、半日固定額で8000円以上ということは、場合によっては
時給案件よりも稼げます!
なかには夜勤専門で稼いでいる人もいますね。
夜勤案件も一回3~4万くらいなので、うまく組み合わせれば最強です。
仕事の種類によっては半日15000円くらいになるときもあるので、私のように長時間働くのが厳しい人にはとっても嬉しいです。
(おいしい案件のとき、実はハードな仕事内容だったこともあるので注意ですが)
しかし、そんなことは派遣で働いている人はみんな知っていることなので……
とにかく早い者勝ち!
新参者には厳しい世界なので、思うようにスケジュールが埋まるかは難しいところ。
稼げるかはその人次第ってところです。
現在の私は、週に3日(半日勤務が多い)看護師として働いて月10万円くらいでやっています。
フリーランスとして看護師ライターで働く仕事
どうやって看護師ライターの仕事をしているか
現在、ライター関連の仕事としては、主にWEBメディアの
- 記事執筆
- 取材
- 監修・リライト(他のライターさんが書いた記事のチェック・修正)
- その他の企画出しや細かなチェック作業
などをやっています。
基本的には、看護師の仕事をしている日以外は作業をしているので、納期が迫ってくるとゆっくり休める日がなかったりします…
スケジュール管理が命(笑)
最初はクラウドソーシングサイトに登録し、趣味のアニメや漫画、旅行の記事などを、在宅にいながらできるということでやっていました。
その後、看護系医療系記事の方が単価が良かったので、勉強のためにさまざまな案件に応募して仕事をもらうように…。
最初の1年で合計300記事くらいは書いています。
↓私が登録している一つはここ!
・ランサーズ
・クラウドワークス
しかし、手当たり次第にやっていた最初の一年から、現在ではより質を上げるために、自分が書きたい記事が書けるところ、会社の考え方が合うところ、スキルアップできるところに絞ってやっています。
直接企業へライター応募し、契約をもらうという形が多いです。
反対に、企業の担当者がブログやTwitterを見て、直接連絡をもらうこともあります。
記事を書く流れとしては、会社側から「こんな記事を書いてほしい」とテーマやキーワードを教えてもらい、構成に沿って書いていくやり方。
「何か案ありますか?」という企画の段階から考えて書いているものもあります。
クライアントによっては編集者さんが間に立ってくれて、細かいことをやってくれるところもあれば、自分自身がwordpressなどに打ち込んで編集作業もやるところ。
ネームを使うところもあれば、本名を出すところなどさまざまです。
今のところこんな感じで、ライターの仕事をやっています。
フリーランスとして看護師ライターで働く良さ
腰痛持ちだったため、最悪看護師として働けなくなってしまっても、仕事に困らないようにとライターを始めたのがきっかけでもあり……
自宅にいながら自由に仕事ができる!のが最大のメリットだと思っています。
たとえ、インフルエンザに罹ったとしても、体が元気ならば仕事ができるとか
最強じゃないですか(笑)
あとは、執筆スピードが速ければ速いほど、時給換算すると看護師の時給よりいいなんてこともあります。
数をこなしていくうちに、自分なりのルーチンが生まれ、スピードが上がっていくからです。
また、元々新しいことやニュースに敏感でしたが、それがライターとして生かせること…
勉強嫌いだった私でも、記事を書くために新しいガイドラインや本を率先して読むようになりました!
(個人的にはすごい成長だと思っている笑)
フリーランスとして看護師ライターで働く悩み
情報を発信する立場として、読者から時に心無い言葉や厳しい評価をもらうこともあります。
また、記事のその先にいる読者への影響はときに大きいものになります。
本名を出しているとなおさらです。
自分が一般的だと思っていたことが、実はそうではなかったかもしれないときは
さすがにショックでしたし、力不足を痛感しました……
さらに、最近はライターを生業にする人、副業でも増えてきたので、ライターとしての自分の強みを出すことや、基本的なスキルの習得、常にアップデートも必要です。
何事も謙虚に、自分の力を過信しないようにという気持ちで、今は勉強しながら頑張っています!
フリーランスとして看護師ライターで働くお金事情
こちらも気になるのはお金のこと。
ライターの相場がわからないですが、私が最初にやったクライドソーシングサイトでもアニメや漫画記事の単価は1文字0.5円以下でした。
3000文字書けば1500円。
しかし、看護や医療系の記事は同じクライドソーシングサイトでも単価は1文字1円~が多いので
看護師などの専門職は強いな!
と思います。
それから、会社と直接契約してからは1記事単価になり、クラウドソーシングサイトよりももらえるようになりました。
このへんは諸事情で割愛!(笑)
月平均30記事くらい作成して、月に15~20万円くらいといったところです。
看護師としての仕事を合わせて月収約25~30万円。
結婚して共働きなので、自分のペースで働けてこのくらいもらえれば、良しかなと思っています!
フリーランス看護師はスキルを売っていく仕事!
よく知り合いやSNS上で関わる人からは
「フリーランス看護師ってどんな働き方?」
「ライターって何やってるの?」
「めっちゃ楽しそう!」
という話をもらいます。
実際にTwitterなどのSNSでは苦労話をあまりしていないので、そういったイメージがついてしまうのかもしれません。
ですが、ブログではこうした実情も含めて等身大で書いていきたいと思います。
やっぱり、一つ言えることは、実際にはどんな仕事であっても大変な部分があるということ。
病院のような命と隣り合わせでいた時の緊張感はないけれど、何事も個人の責任になるので、厳しい世界です。
病院では自分だけではなく先輩看護師や医師、そのほかスタッフがいて協力して助け合っていきますが…
フリーランスとして看護師やライターとして働くのは基本一人、自分自身のスキルを売っていく仕事になります。
自分にはどんなことができるのか、なにができないのかを常に考える…
なので極端な話、自分でどうにかするしかないこともあるのです。
(それなりに信頼関係ができていれば、その限りではない)
こうした心構えがないと、一人で仕事をするのは難しいかもな~なんて。
めっちゃ偉そうに言っていますが、2年間フリーランスとして働いてきて、一番感じたことです。
もし、同じような働き方をやってみたいと考えている人は、その点も含めて人生設計を立ててほしいと思います!
フリーランスとして働く際に気を付けてほしいこと↓
派遣のことについてはこちら!
看護師の副業についてはこちら!www.yumikaorururu.com
それでは(^^♪